SEO対策とは
”Google検索エンジンに最適化する”こと
SEOとは検索エンジンに最適化し、検索結果の上位を狙う対策のことです。中でも世界の検索エンジンシェアの約92%※を占めているGoogle検索に最適化することがSEO対策をする上で非常に重要になってきます。
Googleの検索順位を評価する基準は多岐に渡り、かつ非常に複雑なアルゴリズムの結果として検索順位として反映されており、そのアルゴリズム自体の詳細も非公開のブラックボックスとなっています。
しかしGoogleが検索結果に求めるものは"ユーザーの求めている情報で有益なものか"、そして"ユーザーにとって快適な環境を用意できているか"という2点になり、その基本原則に乗っ取り、ホームページ制作を行うことがGoogle SEO対策に必要な施策となります。
- 参考データ:KINSTA【2022版】トップ検索エンジン市場シェア
SEO対策したホームページを作ると
どんなメリットがある?
広告費を減らせます
キーワードからユーザーニーズを把握し、ユーザーが求めている情報や役立つページ・コラムのようなコンテンツは資産となりますので定期的に更新し続けていくことでGoogleの評価を上げ、検索からの流入(自然検索)も増えていきます。
自然検索からの流入が増えていけば、毎月何十万円もかけていたリスティング広告費用の割合を減らしていくこともできます。
見込み客に出会えます
検索キーワードにはユーザーの「したい」「知りたい」「解決したい」「購入したい」「行きたい」などニーズが表われています。
そのニーズ(検索クエリ)に応える有益な情報を提供するページを用意することで流入経路が増え、購買意欲の高い見込み客とのマッチング率を高めることができます。
売上アップが見込めます
ユーザーニーズに応えられる情報とユーザー目線に立った訴求を行なったページを制作することで、検索結果からの流入が増え、成果となるコンバージョン率と確度が高まります。
データから分析できます
Google Analytics・Search Consoleを導入しますので、ユーザーがどのようなワードで流入し、どのページからどのページへ流れ、コンバージョンに至ったのかなどユーザーの動向のみならず、ユーザーの性別・年齢層・業種・役職など属性も知ることができるのでホームページ運営や商品開発などの分析に役立てることができます。
SEO対策のポイント
キーワードの選定とサイト構成
適切なキーワードを選定し、ターゲットキーワードを元にキーワードと関連性を高める1ページ1キーワードを基本にサイト構成を作成します。また、各トピックに特化することで専門性を高めるよう設計いたします。
ターゲットキーワードを見つける
SEO専門ツールを利用し、御社の業種・業態・提供するサービス・競合他社から関連するキーワードを数千から数万ワードを調べます。
調査したキーワードからどのようなコンテンツが上位表示されやすい傾向にあるのか、ランクインを狙いやすい”競合性”や月にどれくらい検索されているかを知る”月間検索数”など調査し、御社が狙うべきターゲットキーワードを選定します。
キーワードリストはご契約後に共有しますので、キーワードを元にしたコラム運用にもお役立ていただけます。
キーワードを元にした「サイト構成案」
Googleはユーザーが答えを求めて入力した”キーワード”と最も関連性の高く有益なページを膨大なWebページの中から独自のアルゴリズムでランクづけをして検索結果に表示しています。※
そのため、キーワードとページの関連性を高める手段として「1ページ1キーワード」でページを作成します。
例えば、商品・サービスについて1つのページで済ませてしまうよりも、キーワードに合わせてそれぞれにページを用意する方がキーワードとの関連性は高めることができます。
このようにキーワードから自然検索で御社のホームページに流入することを狙い、ターゲットキーワードを元にサイト構成案を作成します。
専門性を高める「サイト設計」
Googleには検索結果に掲載するページがユーザーにとって有益なものかどうかを評価する検索品質評価ガイドライン※1というものがあり、そのガイドラインの中に「E-E-A-T」という項目があります。
「E-E-A-T」とは実際経験・体験したものかを測るExperience(経験・体験)、そのジャンルに特化・精通しているかを測るExpertise(専門性)、プロや専門家のように知識、知名度など客観的に権威があるかを測るAuthoritativeness(権威性)、運営者や規約の開示、企業・公的機関など信頼できる情報源かを測るTrust(信頼性)からなります。
検索結果によっては個人の幸福、健康、経済、または安全性に影響を及ぼす可能性があることからもGoogleが最も重要視している項目です。※2
そのため、運営者は実在しているのか、コンテンツは信用できる情報なのか、経験や体験に基づくものか、執筆者は社会的信用があるのかなどを評価されますので、ホームページ上で必要な情報を開示し、中でもSEO効果の高い”専門性”を高めるため、御社の商品やサービスからそれぞれのトピックに特化した情報発信することができ、かつページ同士の関連性を高める内部リンクを効率的に繋げるサイトをご提案します。
- 1 General Guidelines [PDF]
- 2「Your Money or Your Life」
モバイルフレンドリー
Googleは2015年にスマホ対応したホームページの検索順位を上げる「モバイルフレンドリーアップデート」を、2018年にコンテンツの品質を計る基準をスマホサイトを中心にした「モバイルファーストインデックス」を採用しました。このため、Googleの評価基準に沿ったスマホ対応が必須となっています。
スマホ対応チェック「モバイルフレンドリーテスト」
Googleではスマホでのユーザー体験をチェックできるツール「モバイルフレンドリーテスト」を公開しています。
「モバイルフレンドリーテスト」ではコンテンツが画面を超えて表示されていないか、フォントサイズが小さすぎないか、クリックできるボタンやリンクが押しやすいかなどスマホで閲覧した時に快適に表示できているかをチェックしていますので、全ての項目で合格するよう制作します。
レスポンシブコーディング
PC・タブレット・スマホそれぞれに同じコンテンツ、同じURLで表示できること、制作・管理のしやすさからGoogleはレスポンシブコーディングでの制作を推奨しています。※
ホームページは様々なデバイスで見られますが、ブラウザによってHTMLの解釈が異なりますので、OS(iOS・Andoroid・Mac・Windows)、主要ブラウザ(Safari・Chrome・Firefox・Opera)それぞれで表示崩れがないかしっかり検証を行って納品します。
SEOに最適化した構造
SEOに適した構造・プログラムで制作することは、検索順位のランクアップと情報の充実化に繋がります。
クローラーを助ける「適切なタグづけ」
検索エンジンの精度が向上したことにより、検索ロボットがページに記載された内容を理解するのに直接HTMLタグを利用してはいません。
ただし、Google SEOスターターガイド※にも記載されているように重要なテキストの強調する見出しタグ(h1〜h6タグ)や画像を説明するaltの入力など検索エンジンの理解を助け、ユーザの利便性を高めるコーディングは必要です。
また効率的な制作・運用にも正しいHTMLで制作することは有用ですので、HTML5のルールに基づきエラーなく正しく制作できているかテストツールを使用ししっかりチェックして納品します。
リッチリザルトに対応「構造化データ」
構造化データとは、検索ロボットが効率的に情報を収集・解釈できるように「商品」「記事」「書籍」「求人情報」「イベント」「レシピ」「HOWTO」「FAQ」「パンクズリスト」「口コミ」などの情報を共通のフォーマットで定義するため検索エンジン大手のGoogle、Yahoo、マイクロソフトが「Schema.org」を立ち上げ策定したものです。
この構造化データでマークアップされた情報は通常の検索結果よりも充実した情報を表示したり(リッチリザルト)、検索結果に商品データを掲載したり、Googleしごと検索やindeedなどに求人情報を掲載したりなど無料で充実した情報を掲載できるというメリットがあるため、利用可能な情報は構造化データで制作します。
0.1秒でも早く「ページ表示速度改善」
アクセスしてからすぐに表示されるページの方はユーザー体験は高く、3秒も4秒もかかるページはユーザーがページを見る前に離脱してしまい売上に影響するばかりでなく、ユーザーにストレスを与えるページとしてペナルティになってしまいます。
Googleはページを最適化することでユーザー体験をより良いものにする※ため、コアウェブバイタルという指標を導入しており、その1つとして表示速度(LCP)の改善方法をアドバイスしてくれる「PageSpeed Insights」を提供しています。
次世代画像形式WebP、ファイル圧縮、キャッシュ機能など様々な表示速度改善してから納品しますので、何も対策を行なっていないページに比べてページが表示される時間を短縮することができ、見込み客を逃しません。
また、サーバの応答速度も表示速度に大きく影響しますので、ご希望のお客様には最適なホスティングサーバもご紹介しています。
暗号化通信「常時SSL」
ブラウザに「保護されていない通信」という警告を見たことはありませんか?
これは通信が暗号化されていないために情報漏洩の危険性があるサイトであると知らせる警告で、SSLに未対応ですと本来獲得できるはずの見込み客を逃してしまうデメリットがあります。
また、検索ユーザーの安全を優先するGoogleではGoogle検索セントラルでも言及しているようにSSLに対応したページを優先的にインデックスに登録すると明言しています。※
そこでSSL化を推進しているAmazonやCISCO、IBMなどの大手企業がスポンサーの無料SSLサービス「Let’s Encrypt」を導入します。
古いページからしっかり「リダイレクト」
Googleの評価に繋がる被リンクを何の対策もなく新しいURLのまま公開してしまうと、全く別のページとして認識されてしまい、今までの評価を引き継ぐことができません。
そこで被リンクを引き継ぐため、リニューアル時には古いURLから新しいURLへ自動遷移する301リダイレクトを設定します。
低品質な被リンクを削除
御社の事業と関連のないサイトやスパムサイトなど低品質で価値のないサイトからのリンクは、Googleウェブ検索のスパムポリシーに反するものとして、検索順位を落としたり、最悪検索結果から排除される原因となります。※
不自然な被リンクや価値のない被リンクを専用ツールでチェックし、発見した際はリンク否認申請や不自然なリンク削除依頼を出して問題に対処します。
解析ツールの導入
ホームページのどのページがアクセスを集め、どのページからお問い合わせなどのコンバージョンに至っているのか様々な視点からパフォーマンスを計測するアクセス解析とGoogle検索への登録状況を確認するサーチコンソールを導入します。
アクセス解析「Googleアナリティクス」
ホームページのアクセス状況収集し、分析するツール「Google Analytics」を導入します。
アナリティクスは無料で利用することができ、どのようなユーザーがホームページでどう行動を取ったのかを知る手掛かりになりますので、何がうまくいって何が失敗したのかを分析し、今後の改善に役立つデータとして利用することができるようになります。
検索結果を把握する「サーチコンソール」
Google検索結果の登録状況や検索パフォーマンスを分析することができるツール「Search Console」を導入します。
どのキーワードでホームページが閲覧されているのか調べる「検索パフォーマンス」、ページがエラーなくしっかり登録されているのか知らせる「カバレッジ」、PC・モバイルでの閲覧がユーザーにとって快適なものになっているかを知る「エクスペリメント」などの機能を利用し、掲載すべき全てのページをGoogle検索結果へ登録させ、今後の運用改善に役立つデータを蓄積していきます。
ローカル検索
近隣地域や特定の地域でビジネスを展開されている場合、Google Mapの情報を充実化したり、検索ワードへの対応が必要です。
近隣の見込み客にアプローチ「Google Map」
「近くの美容室」「今開いている居酒屋」「評価の高い歯医者さん」など地図で検索するユーザーが近年増えています。
キーワードで検索しても表示されない、ユーザーの欲しい情報が記載されていない、利用するか決め手になる情報や口コミが乏しいなどでは機会損失になってしまいます。
Googleマイビジネスで写真や情報を充実化させ、見込み客に訴求します。
キーワード+地域名
一般ユーザーの多くは「歯医者 世田谷区」「ラーメン 新宿」のように地域名で絞った検索を行います。
そのため、特定の地域や近隣のお客様をターゲットにしている場合、地域名とキーワードを掛け合わせたページタイトルの設定・コンテンツを作成することで自然検索からの流入が期待できます。
また、会社名や店舗名、住所、電話番号(NAP情報)はインターネット上に公開されている表記とGoogleマイビジネスとの情報を関連づける際に、些細な表記の違いでも同じ店舗、同じ会社と判断されない場合があるため、表記を統一します。