限られた予算でも
目的を叶えるリニューアルを
サイトのリニューアルを決断した経緯は会社によってそれぞれでしょう。「デザインが古い」「スマホ対応したい」「SEOで集客改善したい」「情報が整理されておらず使いづらい」などきっかけは様々です。
そして、中小企業や個人事業主にとって大手企業のようにリニューアルに何百万、何千万円もかけ、さらに広告費用に毎月多額の費用をかけることは現実的には難しいことです。しかし、検索エンジンでは大手も中小も同じ土俵で戦わなければなりませんし、検索順位によって売り上げが変わってしまうため死活問題です。
もちろんSEOだけを意識すれば良いというわけではなく、検索結果から流入した見込み客に商品やサービス、会社の魅力を伝えること、探している情報を迷わず見つけられることなど、そもそもホームページとしての役割をしっかり果たせるものでなくてはなりません。
そこで限られた予算の中でも見込み客を誘致するSEO・目的を達成するための導線・サイト設計をしっかり行っていく必要があります。
しかし、全国からリニューアルのご相談をいただいていますと、間違った方法でリニューアルを考えているお客様も少なからずいらっしゃいます。お客様がよく陥りがちな考え方や進め方の例を挙げながら、弊社ではどのような施策の元リニューアルを行っていくのかご紹介いたします。
こんなリニューアルはダメ!
お客様がやりがちな失敗
デザインを盗用してしまう
競合サイトを意識するのは良いことなのですが、他社のデザインや構成、テキストなどを少し変えてリニューアルしようとするお客様は少なくありません。
しかし、盗作は著作権侵害で訴訟に発展してしまう危険性もありますし、テキストの内容を少し変えてもチェックツールを使えば簡単に発覚していしまい、SEOにも悪影響です。
成功している競合はどうしてうまくいっているのかその本質を参考にし、お客様のサービスやターゲットに即した御社独自の有益なコンテンツ作りが成功に繋がります。
お客様自身で構成案を作ってしまう
競合サイトを参考にサイト構成・ページ構成をお客様自身が作成し、お見積もりを依頼してくるケースは多々あります。
しかし、ウェブ制作に精通していないお客様が作った構成は体裁がそれっぽいだけで御社に必要な施策がない絵に描いた餅です。
キーワードからユーザーニーズを把握し、SEOを意識した構成、ターゲットが求めている情報の提供やどのような行動を取ってもらいたいのかといった導線設計など戦略がなければ、求めている成果(コンバージョン)には繋がりません。
ユーザー不在の情報提供
御社が提供するサービスや商品の特徴やスペックなど「できる」ことばかりを並べてても、情報は一方通行になってしまいます。
ユーザーの求めている情報を掲載すること、それらの商品やサービスを利用することでどのような利益(ベネフィット)、自分ごととして想像できるようにするなどユーザーの立場から考えて行動(アクション)を起こしてもらう構成が必要です。
判断基準が共有されていない
デザインの好みで判断してしまうお客様がいますが、ホームページを見るのはあくまでユーザーです。
提供しているサービス・商品・社風にあったデザインなのか、ターゲットユーザーに取ってもらいたいアクションに繋がっているか、有益な情報を提供できているか、情報に辿り着くためのユーザビリティは確保されているかなど、関係者が同じ視点で判断ができるよう、判断基準を共有しておかなければ目的に叶うホームページにはなりません。
ステークホルダーへの確認不足
担当者や制作者の間ではスムーズにやりとりが進んでいても、最終決定をする社長などのステークホルダーへの都度報告、承認を怠ってしまうと、大幅な修正・変更が発生してしまい、時間ロスばかりでなく、作り直しの無駄な費用も発生してしまいます。
公開してからが本番!公開後の運用
公開したから終わりと考えている方も多いかもしれませんが、リニューアルはあくまでスタートに過ぎません。
公開後にユーザーに有益な情報発信を定期的行い、SEOの資産になる価値あるコンテンツを蓄積し続けることが重要です。
そのため、ワードプレスのようにメンテナンスしやすく使いやすいCMS(コンテンツ管理システム)の利用、誰がどの程度の頻度でコンテンツを作成していくのかなど予め運用計画建てておかなければ、成果も上がりません。
サイトリニューアルのポイント
目的達成のためのご提案
リニューアルの課題解決やホームページが役割を果たすためには目的・課題・ターゲットを明確に解決をすることから始めます。
課題・目的を明確化
「デザインが古い」「スマホ対応していない」「情報が混乱している」「問い合わせが少ない」などの課題を抱えて、リニューアルを検討されたかと思います。
まずはリニューアルに至った背景やきっかけから始まり、ホームページを利用して何を達成したいのか、今までのホームページで困っていることや解決したいことなどヒアリングします。
課題や目的を明確にしないままリニューアルを進めてしまうと、これは問題の解決になっているのか、求めている成果に繋がるのか判断できず、何となくや好みで判断してしまうことになります。
ターゲットユーザーの設定
御社のビジネスや商品のターゲットはどんな方でしょう?
「男性または女性でしょうか?」
「子供?若者?中高年でしょうか?」
「会社での役職は?」
「何を求めて、何を判断基準にしている?」
などターゲットがどのような属性にあり、どのようなニーズがあるのかを予め設定しておくと、そのデザインや構成、取ってもらいたい行動の導線がターゲットユーザーの理に適っているものかを判断することができる上、競合他社がやっているからという曖昧な理由で余計なコンテンツやページを制作することもなくなり、限られた予算で効果的なホームページを制作することができます。
ユーザーニーズを知る「検索ワード」
ユーザーは「したい」「知りたい」「解決したい」「行きたい」「購入したい」というニーズを検索フォームに入力します。
SEO専門ツールを利用し、御社の業種・業態・提供するサービス・競合他社から関連するキーワードを数千から数万ワードをリストアップし、ユーザーが求めるものは何かを調べます。
このキーワードを元にキーワードと関連性の高いページを用意するために「1ページ1キーワード」でページを作成し、ユーザーが必要とする情報、ユーザーが商品やサービスを利用することで得られるメリットや利益(ベネフィット)を掲載します。
達成したい目的に合わせた「ご提案」
「ホームページの目的や課題」「ターゲットユーザーの設定」「ユーザーニーズの手掛かりとなる検索ワード」からどのようなホームページが目的に叶うのかをサイト構成、ページ設計、SEO対策、デザインで戦略的に制作するご提案いたします。
SEO対策
Google検索からの自然検索流入を狙うのであれば、適切なキーワードの選定、キーワードを元にしたサイト構成、専門性を高めるためのコンテンツ、快適なユーザー体験を約束するユーザビリティと表示環境など多くの施策が必要となります。より詳細なSEO対策については「Google SEO対策ホームページ制作」をご覧ください。
キーワードを元にした「サイト構成案」
Googleはユーザーが答えを求めて入力した”キーワード”と最も関連性の高く有益なページを膨大なWebページの中から独自のアルゴリズムでランクづけをして検索結果に表示しています。※
そのため、キーワードとページの関連性を高める手段として「1ページ1キーワード」でページを作成します。 例えば、商品・サービスについて1つのページで済ませてしまうよりも、キーワードに合わせてそれぞれにページを用意する方がキーワードとの関連性は高めることができます。
このようにキーワードから自然検索で御社のホームページに流入することを狙い、ターゲットキーワードを元にサイト構成案を作成します。
専門性を高める「サイト設計」
Googleには検索結果に掲載するページがユーザーにとって有益なものかどうかを評価する検索品質評価ガイドライン※1というものがあり、そのガイドラインの中に「E-E-A-T」という項目があります。
「E-E-A-T」とは実際経験・体験したものかを測るExperience(経験・体験)、そのジャンルに特化・精通しているかを測るExpertise(専門性)、プロや専門家のように知識、知名度など客観的に権威があるかを測るAuthoritativeness(権威性)、運営者や規約の開示、企業・公的機関など信頼できる情報源かを測るTrust(信頼性)からなります。
検索結果によっては個人の幸福、健康、経済、または安全性に影響を及ぼす可能性があることからもGoogleが最も重要視している項目です。※2
そのため、運営者は実在しているのか、コンテンツは信用できる情報なのか、経験や体験に基づくものか、執筆者は社会的信用があるのかなどを評価されますので、ホームページ上で必要な情報を開示し、中でもSEO効果の高い”専門性”を高めるため、御社の商品やサービスからそれぞれのトピックに特化した情報発信することができ、かつページ同士の関連性を高める内部リンクを効率的に繋げるサイトをご提案します。
- 1 General Guidelines [PDF]
- 2「Your Money or Your Life」
モバイルフレンドリーな「スマホ対応」
Googleは2015年にスマホ対応したホームページの検索順位を上げる「モバイルフレンドリーアップデート」を、2018年にコンテンツの品質を計る基準をスマホサイトを中心にした「モバイルファーストインデックス」を採用しているため、スマホ対応が必須となっています。
PC・タブレット・スマホで同じコンテンツ、同じURLで表示できることからGoogleが推奨しているレスポンシブコーディングで制作します。※
また、Googleではスマホでのユーザー体験をチェックできるツール「モバイルフレンドリーテスト」を公開していますので、全ての項目で合格するよう制作します。
CMS機能
WORDPRESSはコンテンツを効率的に管理することができるシステムです。ブログのように簡単に投稿できる機能や機能を拡張するプラグイン、古いシステムで管理していた投稿データも移行することができます。
どんなフォーマットでも投稿できる「カスタム投稿」
ブログのような通常投稿はもちろんのこと、カスタム投稿なら商品情報や実績、採用情報、不動産の物件情報など更新頻度の高いコンテンツを自社で投稿管理できるようになります。
カスタムフィールドを利用することでご希望に合わせて独自フォーマットで投稿できるようになるため、テキスト・画像・画像ギャラリー・動画・Google Mapなど様々な項目を選択・入力するだけで誰でも簡単に投稿できるようになります。
更新マニュアル進呈
決まった入力フォーマットで制作しますので、テキストの入力や画像を選択するだけでどなたでも簡単にページの作成、編集が可能です。
さらに、どのような手順で投稿すれば良いのか、納品時に更新マニュアルをお渡ししています。
機能拡張できる「プラグイン」
ワードプレスは様々な機能を追加できるプラグインが公式だけでも5万種以上存在します。
例えば、SEO強化・セキュリティ強化・オンラインショップ化・絞り込み検索・SNS連携・カレンダー機能・会員機能・自動見積もり・メールフォーム・予約フォームなど数えきれないほど多種多様なプラグインがありますので、プラグインを使えば1からプログラムを開発する必要がなく、非常に安価に様々な機能を導入することができます。
他CMSから移行
Movable TypeやJoomlaなどWordpress以外で管理していたお知らせやブログなどの投稿データはWordpressに移行することが可能です。
古いページからしっかり「リダイレクト」
Googleの評価に繋がる被リンクを何の対策もなく新しいURLのまま公開してしまうと、全く別のページとして認識されてしまい、今までの評価を引き継ぐことができません。
そこで被リンクを引き継ぐため、リニューアル時には古いURLから新しいURLへ自動遷移する301リダイレクトを設定します。
セキュリティ対策
ホームページを運営する限り、世界中のハッカーから日々攻撃を受けます。セキュリティ意識の低い制作会社ですとなんら対策も行わずに危険な状態で納品されてしまうことがありますが、しっかりセキュリティ対策を行って納品します。
暗号化通信「常時SSL」
ブラウザに「保護されていない通信」という警告を見たことはありませんか?
これは通信が暗号化されていないために情報漏洩の危険性があるサイトであると知らせる警告で、SSLに未対応ですと本来獲得できるはずの見込み客を逃してしまうデメリットがあります。
また、検索ユーザーの安全を優先するGoogleではGoogle検索セントラルでも言及しているようにSSLに対応したページを優先的にインデックスに登録すると明言しています。※
そこでSSL化を推進しているAmazonやCISCO、IBMなどの大手企業がスポンサーの無料SSLサービス「Let’s Encrypt」を導入します。
セキュリティ対策済みで納品
WORDPRESSに限らずホームページは不正アクセスによる乗っ取りや情報改ざん、別サイトへ誘導するリダイレクトハッキング、マルウェアのアップロードなど1ヶ月に平均して百から数百回もの攻撃を世界中から受けます。
TNGC Graphicsではハッカーによる攻撃からサイトを守り、安全にWORDPRESSを運用していただくために様々なセキュリティ対策を施してから納品しています。
セキュリティ対策の一例
- Dos攻撃に備え「XML-RPC機能」無効化
- ファイルパーミッションの最適化
- セキュリティプラグインの導入
- サーバ側で攻撃防御するファイアウォール設定
- 通信を暗号化するSSL(https)の導入
迷惑メール対策
お問い合わせフォームから届く営業メールやスパムメールは時間を無駄にするだけでなく、アクセス解析のコンバージョン計測にも不要なノイズになってしまいます。
そのため、不要な迷惑メールが送信されないように対策を施して納品します。
- 海外からのスパムメール送信不可設定
- スパムボットを機械学習で未然に防止する「Google reCAPTCHA v3」導入
- 会社名など特定ワードやIPアドレスで送信不可にするブラックリスト登録
定期バックアップ
データ改ざんや消失など万が一の事態の備え、全てのデータをGoogle DriveやDropboxに定期的にバックアップします。
バックアップがあれば、いつでもデータ復旧できるようになります。
WORDPRESS年間保守
世界中から受ける攻撃の防御、不正ログインや不正ファイル(マルウェア)の監視、プログラムの脆弱性を突いた攻撃に備えた対策などWORDPRESSの運用には日常的な監視と専門知識を必要とします。
TNGC GraphicsではWORDPRESS年間保守契約がございますので、お客様はセキュリティ対策を気にすることなくホームページ運営にだけ注力していただくことができます。
また、年間保守にご契約いただくと軽微な修正は保守の範囲で無償対応いたしますので、修正のたびに発生する費用も削減することができます。
費用
年間7.2万円(税抜)〜
基本的な保守内容
- WORDPRESS本体、プラグインのアップデート、動作不良の対応
- 不正アクセス、マルウェア、攻撃の監視
- ご質問サポート対応
- 軽微なテキスト修正無償対応